野生の苔を譲り受けた際は、虫出し処理をすることをお勧めします。

2020年12月16日

苔の栽培について

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水洗い中のコケ

お店に並ぶ苔はとても綺麗にパッキングされていて、ゴミや虫の事をあまり考える必要はありませんよね。しかし人口環境でない自然界で育った苔には落ち葉が付いていたり、虫たちが寝床にして住んでいる事もあります。

もしそのような野生の苔を譲り受けたり地権者のご好意で採取させてもらった場合には、落葉の除去や虫出しなどの処理をしてから使う事をお勧めします。とくに苔インテリアとして使う場合は、何もしないでお部屋に持ち込むと、 居心地の良い室温に誘われて虫が大量発生なんて事も考えられますよ。

そんな事態を少しでも避けるために事前にひと作業しましょう。

まず入手した苔の落葉や雑草の種を除去します。

雑草の種は発芽してから採ると根が張ってしまい作業が大変だからです。落ち葉や小枝を取り除くのは、そういった有機物は自然界の苔にとっては湿度の維持や微量成分の供給源になり有益かもしれませんが、人口環境では落葉などの腐葉質に住んでいる菌類が繁殖しカビの発生や病気の原因になるためです。

次に虫出し作業をします。

苔の塊の中に潜んでいる虫をできるかぎり退去してもらうために、水で良く洗った後に苔を洗濯ネットのような網状の袋に入れて水の中に沈めます。浸ける期間は虫出しだけを考えると出来るだけ長くしたいところですが、苔に悪影響が出るので種類にもよりますが1日くらいにとどめています。今のところこの方法で苔には、ほとんど影響ありませんでした。しかしこの方法だと完全に虫を追い出す事はできず、また虫の卵に対しては全く無力です。

農薬を使う方法も考えたのですが、せっかく自然に癒されるための苔なのに薬品を使うのは気が引けてしまいます。そこでハーブなど自然由来の駆虫法を考えていますので、何か発見があったらまた投稿したいと思います。


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kokemosskoboロゴ 著者:苔モス工房

苔玉づくりをきっかけに苔の魅力にどっぷりハマってしまい、現在は苔庭や苔盆栽からモスインテリアなど多岐にわたり没頭中。さらに詳しくは⇒About us

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