地衣類は蘚苔類と比べて、日が当たる場所でよく見かける。

2021年1月4日

コケ植物ではないコケ 地衣類

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高日照地のモジゴケ

苔の多くは直射日光の遮られた樹林帯の中で見かける事が多く、明るい日向を好む種類の方が少ないです。しかし同じような生活圏で生息しているのを見かける地衣類は、蘚苔類に比べ明るい場所を好む種類が多いように感じます。

実際に野山に出かけてみると、蘚苔類は先述のように木々の茂った日陰で午前中の僅かな時間だけ日が当たる程度の日照条件の場所で多く見かけます。対して地衣類は案外と日の当たる場所に多く生息し、日照時間的には午前中から午後の西日が差す前くらいまで日が当たる場所を好んでいるように見受けられます。上の写真のモジゴケも山間部で、空がひらけ日当たりの良い倒木の上で発見しました。

ここからは根拠のない経験的憶測になりますが、地衣類の中でも痂状地衣類が葉状地衣類や樹状地衣類に比べてより日当たりの良い場所に生息しているように感じます。今後は憶測の検証のために、地衣類の日照条件についての文献など探してみたいと思います。なにか有力な情報が見つかったら、また紹介したいと思います。


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kokemosskoboロゴ 著者:苔モス工房

苔玉づくりをきっかけに苔の魅力にどっぷりハマってしまい、現在は苔庭や苔盆栽からモスインテリアなど多岐にわたり没頭中。さらに詳しくは⇒About us

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