写真は真夏に枯らしてしまった苔玉です。原因は完全に水を切らしてしまったことです。基本的に苔玉への水やりは、芯になる用土を覆っているケト土やミズゴケが水分をある程度保持しているので、よほど乾燥した環境でなければ毎日のように水をあげなくても大丈夫です。
しかしこの苔玉のように中のミズゴケまでカラカラに乾いてしまうと、表面に霧吹きをした程度では水分は浸みこまず、貼りつけた苔は枯れてしまう事がほとんどです。この様な残念な事にならないように、表面の苔が縮れたり苔玉が軽くなったら水切れのサインだという事でたっぷりと水を与えてあげましょう。
今回枯れてしっまった苔玉は、仕方ないので新しい苔に貼り変えます。
以前はスギゴケ系のコケを貼り付けていましたが、今回は乾燥にやや強いハイゴケ系のコケに変更しました。
秋になり涼しくなったからと油断しないように、水やりには注意したいと思います。寒くなるまでは屋外の直射日光が当たらず雨にあたる場所に吊っておくことで、水やりを忘れても雨が当たる場所ならば枯れる事は無いと思います。