スナゴケの下処理をしました。

2020年2月13日

苔の栽培について

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知人から自然のスナゴケを分けていただきました。どうやら畑を拡張する際にコケが生えていたので、開墾する前に私の方へ声をかけてくれたそうです。コケが生えていた場所は日当たりの良い河原ぞいの畑で土質は川砂交じりの腐葉質の土で水はけが良さそうでした。

このように自然から採取した苔には雑草の種や虫が潜んでいるため「下処理」が必要です。下処理の方法は農薬を使う方法など色々ありますが、今回は完全殺虫は出来ませんが無農薬にこだわりたかったので、水に水没させて虫を追い出す方法を取りました。

採取したスナゴケ

しばらく雨が降っていなかったので苔の葉は捲縮(けんしゅく)しクルクル縮まっていました。水に浸けるとすぐに葉は開きますが乾燥していた期間が長かったので、1時間ほど浸けて柔らかくなってから洗浄作業に入ります。苔が硬い状態でほぐすと茎が痛むので十分に水を吸わせます。

吸水中のスナゴケ

十分に水を吸ったところで優しくほぐし付いていた砂や雑草の種などの汚れを取り、1日~2日ほど水に沈めておきます。期間は苔の種類に応じて調整してください。

自作した苔の育苗箱

採取した苔を養生するための育苗箱を作ります。水はけの良い箱状のものなら何でも良いのですが、今回は管理がしやすいように鉢底ネット用の網を利用して、箱状のトレーに作り上げました。鉢底ネットの網は、大型のホームセンターなどで切り売りをしているので、そちらを入手すると結構大きなサイズのトレーを作る事ができます。

スナゴケを植えた自作育苗箱

作った育苗箱に用土(川砂:6、軽石:2、完熟バーク堆肥:2)を敷き、きれいに洗って下処理をした苔を植えていきます。植える時は苔の緑部分と茶色の部分の境目くらいまで植え込むと良いです。移植直後のこの状態はいくら日なた好きのスナゴケでもダメージがでるので、この後1週間ほどは日陰で管理し様子を見ながら徐々に日なたに慣らします。


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kokemosskoboロゴ 著者:苔モス工房

苔玉づくりをきっかけに苔の魅力にどっぷりハマってしまい、現在は苔庭や苔盆栽からモスインテリアなど多岐にわたり没頭中。さらに詳しくは⇒About us

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