嫌われ者のジャゴケを育てて5ヵ月が経ちました。

2020年12月23日

苔の栽培について

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苔好きな人の中でも、ジャゴケ(蛇苔)が好きな方って少ないと思うんですよね。そんなもんだから苔に興味ない方からすると、当然のように嫌われ者ナンバーワンですね。悲しいけどグロテスクという印象しか持たれないのでしょう。でも、そんなジャゴケを育てて経過観察しています。

テラコッタの鉢に育つジャゴケ

5ヶ月ほど前に、テラコッタの鉢に赤玉土を浅めに入れて植えたジャゴケは順調に育っています。12月に入って急に寒さが増したためなのか葉状体のフチが茶色く枯れこんでいる部分もありますが、成長して鉢の側面まで伸びてきている部分もありひとまず安心です。

テラコッタの鉢側面を這うジャゴケ

鉢の側面まで伸びてきている部分は、まだ葉色が薄く蛇苔の模様をつくる細胞の隔壁が観察しやすいです。気室孔の白いツブツブもはっきり見えて、観察したり写真を撮るには最適な部位ですね。

ちなみにジャゴケの名前の由来となっている蛇の鱗模様って、デザイン化されたものは身近なところでも使われています。例えば着物の鱗文や鎌倉幕府北条氏の旗印である三鱗紋(みつうろこもん)などにも採用されています。

蛇は脱皮を繰り返す事から、脱皮をして古い皮(厄)を捨てる様子を、厄を落とし新しく生まれ変わっていると見立てたのです。その蛇にあやかり厄除けの模様として武具や着物のデザインとして広く愛用されています。古くは古墳の壁画や埴輪の装飾としても使われています。


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kokemosskoboロゴ 著者:苔モス工房

苔玉づくりをきっかけに苔の魅力にどっぷりハマってしまい、現在は苔庭や苔盆栽からモスインテリアなど多岐にわたり没頭中。さらに詳しくは⇒About us

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