今年の夏の暑さで枯らしてしまった苔玉に、再び新しい苔を貼り直し修復してから3カ月ほど経ちました。上の写真の苔玉が現在の様子ですが、葉色も良くとても元気な状態を保ってくれています。
3ヵ月前の貼り直す前の状態です。苔玉の表面の枯れた苔がカリカリに乾燥して、触ると粉状に崩れるような状態でした。
こちらは新しい苔を貼り直した直後の写真です。本来は古い枯れた苔を剥がしてから貼り直した方が良いですが、この時はそのまま剥がさずに枯れた苔の上から新しい苔を貼っています。貼り直してしばらくは苔の固定に使っていた木綿糸も見えている状態ですが、数ヶ月もすると冒頭の写真の苔玉のように固定糸も見えなくなり、苔の密度も増してきて美しい姿になってくれます。
ちなみに流木や苔玉などに苔やシダを固定する時に使う糸は、その植物が基物に活着するまでに要する期間に応じて選ぶのがお勧めです。苔玉の表面に苔を貼り付けるのならば綿糸が良いかと思います。固定糸については、またの機会に少し掘り下げて書いていこうと思います。テラリウムなどで植物を固定する際に、どのような糸を選べばよいか参考になれば幸いです。